2026年01月20日

LEGRIS

LEGRIS社の概要


LEGRIS(正式には Parker Legris)は、産業用流体制御・空気圧機器分野で世界的に知られるメーカーであり、特にワンタッチ継手(プッシュイン継手)やチューブ、バルブ、マニホールドといった空気圧・流体配管部品の分野で高い評価を受けている。現在は米国の大手モーション&コントロール企業である Parker Hannifin(パーカー・ハネフィン) グループの一員として活動している。

LEGRISというブランド名は、精密性・信頼性・施工性の高さを象徴する存在として、欧州のみならず日本を含むアジア、北米でも広く認知されている。

企業の歴史と発展

LEGRIS社は19世紀後半、フランスで創業された。もともとは金属加工・精密機械部品の製造からスタートし、20世紀に入ると空気圧・流体配管用部品の分野に注力するようになった。

特に評価を高めたのが、工具を使わずにチューブを接続できるワンタッチ継手技術である。これにより、組立工数の削減、施工ミスの低減、保守性の向上が実現し、工場自動化(FA)や装置産業の発展とともに急速に採用が拡大した。

その後、LEGRIS社はグローバル展開を進め、2008年にParker Hannifinの傘下に入ることで、現在の「Parker Legris」というブランド体制が確立された。

Parker Hannifinとの関係

Parker Hannifinは、油圧・空圧・電動制御分野で世界最大級の企業であり、LEGRISはその中で空気圧配管・流体接続技術を専門とするブランドとして位置づけられている。

Parkerグループ内では、

  • Legris:継手・チューブ・流体接続
  • P33 / P3:空気圧制御機器
  • Buschjost:電磁弁
  • Parker Pneumatic Division:空圧アクチュエータ・バルブ

といった形で役割分担がされており、LEGRISは「配管・接続の信頼性」を支える重要な存在となっている。

主力製品と技術的特徴

  1. ワンタッチ継手(プッシュイン継手)

LEGRISの代名詞とも言える製品で、ナイロンやポリウレタンチューブを差し込むだけで確実に固定できる構造が特徴である。

  • 高い耐圧性・気密性
  • 繰り返し脱着が可能
  • 振動・衝撃に強い設計

これらの特性により、FA装置、ロボット、半導体装置、包装機械などで広く使われている。

  1. チューブ製品

ナイロン、ポリウレタン、フッ素樹脂(PTFE)など、用途に応じた多様な材料を展開しており、

  • 耐薬品性
  • 耐熱性
  • 柔軟性・曲げ半径の小ささ

といった要求に対応できるラインアップを持つ。

  1. バルブ・流体制御機器

空気圧用の手動バルブ、チェックバルブ、流量制御弁なども提供しており、継手・チューブとの組み合わせで一貫した流体制御システムを構築できる点が強みである。

品質・規格対応

LEGRIS製品は、欧州を中心に厳しい品質・安全基準への適合を重視している。

  • ISO規格
  • CEマーキング
  • 食品・飲料対応規格(FDA、EC規則)
  • 医療・分析用途向けクリーン対応

これにより、一般産業用途だけでなく、食品機械、医療機器、分析装置といった高付加価値分野でも採用されている。

主な用途分野

LEGRIS製品は以下のような幅広い分野で使用されている。

  • 工場自動化(FA)設備
  • 半導体・液晶製造装置
  • 自動車製造ライン
  • 食品・飲料製造設備
  • 医療・分析機器
  • 鉄道・インフラ設備

特に「信頼性が要求され、配管トラブルが許されない現場」での評価が高い。

LEGRIS社の強み

LEGRIS社の最大の強みは、

  • 接続技術に特化した長年のノウハウ
  • 施工性と信頼性の両立
  • Parkerグループのグローバル供給力

にある。単なる部品メーカーではなく、「流体接続の安全性と効率を設計段階から支える存在」として、多くの装置メーカー・エンジニアから信頼を得ている。

まとめ

LEGRIS社は、空気圧・流体配管分野において世界的な評価を持つフランス発祥のメーカーであり、現在はParker Hannifinグループの中核ブランドの一つとして位置づけられている。
ワンタッチ継手を中心とした製品群は、産業の自動化・高度化を陰で支える重要な役割を果たしており、今後も信頼性重視の現場で欠かせない存在であり続けるだろう。




サプライチェーン情報


弊社の流通中古市場調査で、LEGRIS製の製品・部品は約13,000種類確認されています。

また互換・同等の製品・部品を供給している会社・ブランドは確認できませんでした。


上記のサプライチェーン情報は2026 01月に調査した流通在庫データをベースにしていますので日時の経過によって変動いたします。



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posted by chiba at 00:00| Comment(0) | 企業情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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